骨折・脱臼でお悩みの方へ

骨折・脱臼によくある症状

  • 子どもの
    腕を引っ張ったら
    腕が外れた

  • 骨折なのか
    脱臼なのか
    わからない

  • 肩の脱臼を
    何度も繰り返し
    ている

  • 骨折した部位が
    まだ痛む

強い衝撃で発生するケガ「骨折」と「脱臼」

骨折や脱臼はどちらも主に強い外力が加わることで発生します。

 

骨折や脱臼をしてしまったとき、明らかな外見の変化や激しい痛みがみられる場合には、
皆さんすぐに医療機関などに行き適切な処置を受けるかと思います。

 

しかし不全骨折(ひび)などの場合は、見た目の変化が少ないため、

少し痛みや違和感を感じても放置されてしまうことがあります。

脱臼も適切な対処をしておかなければくせになってしまいやすいケガです。

 

今回は、骨折や脱臼の状態の理解を深め、適切な応急処置についてをご紹介します。

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「骨折」と「脱臼」の状態について知っておきましょう

皆さんは、「骨折」や「脱臼」をしてしまったことはありますか?

「骨折」や「脱臼」は捻挫や打撲などに比べると頻度は少ないものの、スポーツの場面だけではなく日常生活でも発生する可能性のあるケガです。

骨の強度を超える外部からの衝撃関節の可動域を超えての負荷が生じたときに骨折や脱臼が発生しますが、これらは一体どのような状態なのでしょうか。

 

それぞれのケガについて詳しくみていきましょう。

 

 

【骨折とは】

骨折とは、その名前の通り「骨が折れている状態」を指します。

骨折は、折れ方や原因により細かく分類されています。

 

◇折れた程度による分類

●完全骨折

完全骨折とは、骨が完全に断裂してしまった状態を指します。
多くの方は骨折といえばこの状態を思い浮かべる方が多いかと思います。

 

●不全骨折

あまり耳にしたことがないかもしれませんが、骨に「ひび」が入っている状態を指します。
ひびはあまり骨折という認識を持たれにくいかもしれませんが、医学的にはひびは骨折に分類されています。

 

◇原因による分類

●外傷性骨折

骨折の大半を占めるのはこの外傷性骨折です。
外部からの強い力が骨に加わることで発生します。

 

●疲労骨折

過度なトレーニングなどにより、繰り返しの負荷が骨に加わることで発生します。
最初のうちはひびの状態であっても、負荷が繰り返されることでひびが広がり完全骨折となるケースもあります。

同じ部位に負荷が生じるトレーニングを行うスポーツ選手などに多くみられます。

 

●病的骨折

骨粗鬆症や骨肉腫などの骨の病気により骨が脆くなっている状態に、外力が加わることで発生します。
外傷性骨折とは異なり、比較的弱い力が加わっただけでも発生する場合があります。
骨自体が脆くなってしまう病気により発生した骨折は通常よりも回復までに時間が必要となる場合が多い傾向があります。

 

【骨折の症状】

骨折の症状としては主に「痛み」「腫れ」「皮下出血」が挙げられます。
骨周辺には血管や神経が多く存在しており、骨折をした際にそれらを損傷してしまうことで痛みや腫れが発生します。

また、骨折した骨が神経を圧迫してしまうと、力が入らないなどの症状が出る可能性もあります。

大きく骨折をした場合などには、患部の皮膚がボコっと突き出るような状態になったり外見にも変形がみられることがあります。

骨折は捻挫や打撲などの症状と似ており、不全骨折(ひび)などは症状が強くあらわれない場合もあるため、違和感などを感じたら早めにレントゲンなどの検査で状態を確認してもらうようにしましょう。

 

【脱臼とは】

脱臼とは、関節の可動域を超えた過度な外力が加わることで、関節を形成している骨が本来の位置からズレてしまった状態を指します。

脱臼は関節がある部位であればどこでも発生する可能性がありますが、もっとも多い部位は肩関節です。
ラグビーやサッカーなどのコンタクトスポーツで強く接触してしまった場合や転倒して腕を強く付いた場合などに多くみられます。
一度起こすとくせになりやすく、再発してしまうことがあるケガのため注意が必要です。

 

◇原因による分類

脱臼も骨折と同様に原因によって2つに分類することができます。

 

●外傷性脱臼

外傷性脱臼は、スポーツや転倒などで強い外力が関節にかかった際に発生します。
子どもの腕を引っ張ったら「肩が外れた」などという状態は外傷性脱臼となります。
皆さんがイメージする脱臼はこの外傷性脱臼が多いかと思います。

 

●病的脱臼

関節に変形があったり、関節炎で関節が弱くなっているところに外力が加わることで発生する脱臼を病的脱臼といいます。

 

【脱臼の症状】

外傷性脱臼の場合は、関節付近に「ガクッ」という音とともに「激しい痛み」「腫れ」「関節部分の変形」があらわれ、損傷箇所に「可動域の制限」を感じることが多いです。

脱臼時に神経を損傷してしまうと、その周辺にしびれや血行障害を起こしてしまうこともあります。

骨折と同様にレントゲンで状態を確認することができるため、脱臼の疑いがある場合は医療機関で検査をしましょう。

 

骨折・脱臼をしてしまった時の応急処置

骨折や脱臼が疑われる場合、受傷後早めに応急処置を行うことが大切です。
激しい痛みを伴うことが多い骨折や脱臼は、自身では適切な応急処置を行うことができない場合もあります。

身近な方がケガを負ってしまったときには、正しい応急処置を行いサポートしてあげましょう。

 

【骨折・脱臼の疑いがあるときには】

受傷後の応急処置についてご紹介する前に、「してはいけないこと」からお話していきたいと思います。

 

●むやみに動かさない

受傷後は安静にできる場所に移動後、患部を引っ張ったり押したりしてはいけません。
自己判断で整復(骨や関節を元の位置に戻そうとすること)などの処置を行ってしまうことで、状態が悪化してしまうこともあります。

応急処置後は、すぐに医療機関や整骨院・接骨院に行き適切な処置を受けましょう。

 

◇応急処置『POLICE』

骨折や脱臼だけではなく捻挫、肉離れなどのケガ全般に有効な応急処置をご紹介します。

以前は『RICE処置』と呼ばれる応急処置が主流でしたが「安静にするだけでは損傷部位の組織が保護できず早期回復が望めない」ことを理由に見直され、『Protection(保護)』『Optimal Loading(適切な負荷)』が新たに加わった『POLICE処置』が主流となりつつあります。

 

『POLICE』の手順は次の①〜⑥になります。

①Protect(保護)
患部を保護し、損傷の悪化を防ぎます。

 

②Optimal Loading(適切な負荷)
血液の循環を促しケガの修復を早めるために、患部に「適切な」負荷をかけます。
いつまでも患部をギプスで固定し続けていると逆に回復が遅くなる、という考えのもとこのような方法が取り入れられています。痛みの状態をみながら慎重に行ってください。

 

③Ice(冷やす)
炎症の広がりや腫れを抑えるために患部を冷やします。
ビニール袋に氷と水を入れ、直接肌にはつけず一枚タオルを巻くなどして冷却します。
15〜20分冷やしたら一旦止め、痛みを感じるようであれば再度冷却します。

 

④Compression(圧迫)
弾圧包帯などで患部を固定し適度に圧迫します。
内出血や腫れを最小限に抑えることが目的です。
巻き方は「身体の端から心臓に向かって」行います。
圧迫のし過ぎによって循環機能に傷害が起こることもあるため、こまめに皮膚の色や温度をチェックするようにしましょう。

 

⑤Elevation(挙上)
腫れ拡大を抑えるため患部を心臓よりも高い位置に固定します。

 

【合併症や再発を防ぐためにも適切な処置を受けましょう】

骨折は、その折れた骨により神経組織に障害をきたし、患部が変形したりうまく動かせなくなるだけではなく、しびれなどの後遺症が残るケースもあります。

また、脱臼と骨折が両方同時に発生するケースもあるため必ず検査を受け、専門家のアドバイスのもときちんと対処することが重要です。

 

柏とらひげ【骨折・脱臼】アプローチ方法

『骨折』とは、骨組織が壊れることをいいます。
そのため、ひびが入ったり、潰れたり、欠けたりするのも骨折です。

 

『脱臼』とは、関節の位置関係が破綻した状況をいいます。
骨組織や関節周囲の組織は位置関係を戻す能力がないため、外的に位置を戻し安定を保つ『固定』を行う必要があります。
この際に見落としてはならないのが、骨折や脱臼には『捻挫』も付いて回るということです。

骨折や脱臼の位置関係を正しく戻すことがもちろん最重要ですが、回復後の生活を考慮した時に、関節周囲で起きる骨折や脱臼などでは、同時に損傷した靭帯や腱の施術も正しく行えたかということも重要になります。

当院では、骨折や脱臼に伴う捻挫や打撲などの症状も把握し適切に処置をし、リハビリテーションと組み合わせることで皆さんの健康的な日常を取り戻します。

著者 Writer

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院長:中村 理隆
なかむら みちたか
1976年生まれ。
血液型 A型
趣味 バイクツーリング、映画鑑賞
 
   

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当院のご紹介 About us

院名:柏とらひげ鍼灸整骨院
住所〒277-0005 千葉県柏市柏2-5-9 岡田屋301
最寄:柏駅から徒歩5分
駐車場:なし
近隣にコインパーキングがございますので、そちらをご利用ください。
                                 
受付時間
9:00〜
12:30

9:00~16:00
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15:00〜
20:00
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土曜:9:00~16:00
休診日:日曜・祝日